TOPページ > 医療関係の皆さまへ > 研修医の方へ > 後期研修 > 北海道勤医協 地域枠医師のための総合医・家庭医後期研修プログラム

北海道勤医協 地域枠医師のための総合医・家庭医後期研修プログラム

※耳鼻咽喉科、産婦人科と小児科は勤医協札幌病院での研修となります。

家庭医・総合医コース(地域枠医師のためのプログラム)

プログラム名

北海道勤医協 地域枠医師のための総合医・家庭医後期研修プログラム

募集人員・対象

毎年若干名
北海道の地域枠の方が義務年限の中で無理なく家庭医療専門医が取得できるプログラムです

研修期間

4年間

研修プログラム責任者

臺野 巧 (勤医協中央病院内科科長)

プログラムを展開する場や医療施設の地域背景や特長

北海道の後志地域にある黒松内町は人口約3000人で高齢化率は34%(H27)である。日本の美しい村連合に認定されており、イギリス発祥のフットパスを取り入れ、高校生まで医療費を無料にするなど健康増進の独自の取り組みを行っている町で、また特徴としては町内に10の福祉施設がある福祉の町でもある。近隣の二次病院は倶知安厚生病院、伊達日赤病院、八雲総合病院の3施設である。平成26年度から管理移行予定の19床の町立黒松内診療所は町唯一の医療機関となり、北海道勤医協が管理委託を受け、センター病院である勤医協中央病院の専門医療と後志地域の中核病院である倶知安厚生病院との連携により、北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センターのバックアップのもと家庭医療を基盤した教育診療所となる。

プログラムの理念、全体的な研修目標

日本では家庭医・総合医のカバーする範囲は、診療所から小病院大病院まで幅広い。北海道勤医協には、そのフィールドがすべて揃っている。さまざまな規模の医療機関に自前の指導医を配置しているのが当プログラムの特徴といえる。さまざまな場でon the job trainingを行わせることで、「日本のどの地域・どの施設でも活躍できる家庭医・総合医」を育成することが全体的な研修目標(いわゆる一般目標)である

各ローテーション先で学べる内容や特色

総合診療Ⅰでは町立黒松内診療所において、小児から高齢者まで、そして外来、入院そして訪問診療までの幅広い診療を通して毎日の症例振り返りや症例カンファレンスを通して地域医療及び家庭医療が研修できる。さらに北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センターのネットカンファレンス、北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センターの研修セミナー(二木会)に参加してログブック報告、SEAなどの手法用いた研修振り返り、評価をあわせて研修全期間で実施する。 総合診療II及び内科研修では、後志地域の機関病院である倶知安厚生病院で総合診療科の指導医のもと後志地域の二次医療の研修を行うことが出来る。小児科研修、救急研修、その他各科専門研修,選択研修などは後志地域の三次医療圏でもある札幌市内にある町立黒松内診療所の管理委託機関である勤医協中央病院、勤医協札幌病院で北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センターなどの指導医のもと研修を行い一次から三次医療まで後志の地域医療を研修できるシステムになっている点が特色である。

研修の一般目標

日本では家庭医・総合医のカバーする範囲は、診療所から小病院大病院まで幅広い。北海道勤医協には、そのフィールドがすべて揃っている。さまざまな規模の医療機関に自前の指導医を配置しているのが当プログラムの特徴といえる。さまざまな場でon the job trainingを行わせることで、「日本のどの地域・どの施設でも活躍できる家庭医・総合医」を育成することが全体的な研修目標(いわゆる一般目標)である。

1. 患者さん中心の基本的、総合的な診療能力(主治医能力)を獲得する
    1. 患者さんを身体的、精神心理的、および社会的側面から全人的に理解し、患者さんや家族と医療の目標を共有する
    2. 総合性を重視した、医学・医療の基本的な知識・技能を修得する
    3. 一人一人の患者さんや家族に応じて問題解決を指向する視点を獲得する
2. 患者さんの立場に立つ民主的集団医療を実践する能力を獲得する
3. 医療の社会性を学び、医師の社会的役割を自覚し、街づくりや医療変革を追求する視点を獲得する
  [参考](日本家庭医療学会認定後期研修プログラムVer1.0より)
家庭医を特徴付ける能力
1. 患者中心・家族志向の医療を提供する能力
2. 包括的で継続的、かつ効率的な医療を提供する能力
3. 地域・コミュニティーをケアする能力
すべての医師が備える能力
1. 診療に関する一般的な能力と患者とのコミュニケーション
2. プロフェッショナリズム
3. 組織・制度・運営に関する能力
家庭医が持つ医学的な知識と技術
1. 健康増進と疾病予防
2. 幼小児・思春期のケア
3. 高齢者のケア
4. 終末期のケア
5. 女性の健康問題
6. 男性の健康問題
7. リハビリテーション
8. メンタルヘルス
9. 救急医療
10. 臓器別の問題

後期研修1年目

総合診療II及び内科研修では、後志地域の機関病院である倶知安厚生病院で総合診療科の指導医のもと後志地域の二次医療の研修を行うことが出来る。

 1. 倶知安厚生病院で総合診療科の指導医のもと、地域医療実践のなかで地域でのプライマリケアを習得できるよう
    プログラム充実に努める。
 2. 町立黒松内診療所および勤医協中央病院との合同カンファレンスを定期的に実施して、
    地域医療連携、地域包括ケアを学ぶ。
 3. 研修医のポートフォリオ指導は、メーリングリストを活用して上級医・指導医が集団的に行う。

後期研修2・3年目

平成26年度から北海道勤医協が管理移行予定の町立黒松内診療所において研修を行う。

1. 研修医は日常的には、上級医の指導のもとに診療にあたり、定期に上級医による指導、振り返りを行う。
2. 研修医、上級医、認定指導医がともに月1回の全体学習会に参加し、ポートフォリオ指導や
   Significant event analysis(SEA)、家庭医療の理論などの学習を行う。
3. 指導医は「指導医・研修医メーリングリスト」を活用し、研修医と日常的な情報共有、意見交換を行う。
4. 研修医のポートフォリオ指導は、メーリングリストを活用して上級医・指導医が集団的に行う。
5. 2011年4月に法人本部機構に設置した北海道勤医協家庭医療センターを中心に、
   研修医の指導やスタッフの教育、プログラムの充実に努める

後期研修 4 年目

小児科(3ヶ月)の病棟外来研修、救急外来研修を必修とし、その他領域別の研修を選択できる。残りの期間は北海道勤医協の基幹病院である勤医協中央病院、または北海道民医連に所属する地域中核(中・小規模)病院での研修を行う。また、後期研修4年目のいずれか1ヶ月で緩和ケア研修を行うことができる。

評価

ポートフォリオ評価を基本とし、各ローテーション先での360度評価を行う。月1回、後期研修医と指導医の振り返りや勉強会の場である通称二木会にてポートフォリオ発表やSEA形式での事例発表などを行い、同僚、指導医からフィードバックを受ける。ポートフォリオは、日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医認定審査に求められている20事例以外に、独自の領域を加えて行う。通常は6ヶ月毎に形成的評価を行い、プログラムの最後に指導医が総括的評価による修了認定を行う。

身分・処遇

北海道勤医協の正職員(医科医師)として、基本給の他、研究手当、当直手当、時間外手当、通勤手当等を支給しています。健康保険・労災保険・雇用保険・医療賠償保険年次有給休暇・結婚休暇・育児休暇などあり
宿舎:病院で斡旋します(住宅手当支給)。
学会出張:全国学会年に2回までは交通費・宿泊費・日当を支給します。

他、医療機関・医育機関との協力・共同

1. 北海道プライマリケアネットワークの後期研修プログラム「ニポポ」
札幌医科大学・北海道大学・旭川医科大学の総合診療部門、北海道内の公的病院や民間病院と共同して地域医療を担う医師を育てる共同の後期研修プログラムがあり、北海道庁が進める総合医養成プロジェクトにも参加しています。ニポポのプログラムに参加した後期研修医も総合診療病棟を中心に受け入れています。

2. 札幌医科大学地域医療総合医学講座
インターネットTV会議システムを使ったWebカンファレンスやプライマリケアレクチャーシリーズにも参加し、講師も勤めています。地域医療臨床実習も積極的に受け入れています。

3. 全日本民医連の中でのネットワーク
全国の民医連の各施設で、特色あるプログラムと連係して研修することも可能ですし、中央病院も全国から内科の各分野の後期研修医を受け入れています。

連絡先
〒007-8505
札幌市東区東苗穂5条1丁目9番1号 勤医協中央病院医局 担当:医局事務課
TEL011-782-9111 FAX011-782-5451
メールアドレス: ikyoku-j@kin-ikyo-chuo.jp