消化器センター

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医師体制

2013年5月

センター長
石後岡正弘医師
(専門:消化器外科 弘前大医85年卒)
日本外科学会指導医・専門医、日本食道学会食道科認定医
日本消化器外科学会指導医・専門医、日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
副センター長
森園竜太郎
(専門:消化器内科 旭川医科大学94年卒)
日本内科学会認定内科医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本肝臓病学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医

センターの特徴

消化器内科では消化管、肝臓、胆嚢・胆道系、膵臓といった消化器系全般の診察を行っています。当院にて開発、考案された治療手技は、

  1. 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術(これは当院で胃の腫瘍性病変に対し内視鏡的切除術として開発したERHSE が日本全国に広まった治療方法です)
  2. 孤立性胃静脈瘤に対する治療手技である バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)(1991 年に当院の肝臓グループにより考案された内視鏡を使わずに血 管造影の手技で治療する方法です)

があり、現在も得意分野としています。

消化器外科では、腹腔鏡による胃癌の手術を1999 年に導入し、これまでに100 例以上を経験しており術後成績も良好です。もちろん通常の開腹外科手術もこれまでに2000 例以上(1982 年以降)の実績があります。食道癌に対しても早くから内視鏡による粘膜切除術を導入しており、多数例を経験しています。また、内視鏡補助下外科手術も1998 年より導入し、これまでに60 例以上の実績があります。下部消化管(大腸肛門外科)は大腸癌を中 心に憩室症、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)や、痔核・裂肛・痔ろうの3大肛門疾患、直腸脱など肛門病に対し積極的に治療を行っています。

新病院での消化器病センターは、消化器内科50 床・消化器外科50 床の合計100 床のワンフロアーで展開します。 内科・外科それぞれの病棟医を有する医師体制でCost Effective な病棟づくりをすすめます。また、効率的診断・ 治療に道を開くセンター構想で、内科・外科の垣根のない連携を目指し、消化器系の諸検査の技術向上と技術開 発研究も推進していきます。

2013年実績

  • 上部消化管検査:5881 件
  • 下部消化管検査:2510 件
  • 肝生検:78 件
  • 腹腔鏡:362件
  • エタノール注入:30 件
  • 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法:22 件
  • TV 検査(TAE:40 件、TAI:35 件)
  • 上部消化管手術:329 件
  • 下部消化管手術:810 件
  • 肝胆膵領域手術:397 件

各種学会施設認定状況

  • 日本内科学会認定医制度における教育病院
  • 日本消化器病学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会認定指導医施設
  • 日本肝臓学会認定指導施設
  • 日本外科学会専門医制度修練施設
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • 日本大腸肛門病学会認定施設
  • 日本食道学会全国登録認定施設
  • 日本がん治療認定医機構認定研修施設
  • 日本胸部外科学会認定医関連施設

センター長より一言

消化器センターでは、これまで以上に内科と外科の連携を強化し、患者様の立場に立って合理的な診断と治療を目指しております。急性期疾患の手術を含めた24 時間体制、慢性期疾患や癌治療においては、内視鏡や腹腔鏡 での治療を含めた最先端の治療を提供していきます。

勤医協中央病院はパープルリボンを応援します2015-2-1

パープルリボン(より多くの方々が最良の膵臓がん治療にたどり着くための啓発活動)

膵臓癌とは

膵臓は胃の背中側にある臓器で、食べ物を消化するための消化酵素を作ったり、血糖や胃腸の動きを調節するホルモンを作る臓器です。
膵臓から発生した癌を膵臓癌といいます。

我が国の統計では人口10万人に対して1年間に膵臓癌を発症する人の数はおよそ11-14人といわれています。
膵臓癌になるとお腹の痛みや食欲の減退、肌の色や白目の色が黄色くなる黄疸、体重の減少などの症状が出現します。
膵臓癌は現在も早期診断や根治治療がとても難しい癌の一つであるとともに、癌のなかで男性では5番目に、女性では4番目に亡くなる方が多い病気です。

膵臓癌の診断

膵臓癌の診断は、超音波、CT、MRIなどの画像検査と、血液検査の腫瘍マーカーとによって行います。
無症状で見つかることもありますが、早期の段階で診断することは容易ではありません。

膵臓癌の治療

膵臓癌の根治を目指す治療は外科手術です。
癌の出来た部位と広がりによって膵頭十二指腸切除術や膵体尾部切除術などの術式があります。
一方手術が出来ない方や手術のあとに癌が残った方に対して化学療法(抗癌剤治療)が広く行われています。

勤医協中央病院の膵臓癌診療

消化器内科、消化器外科、緩和ケア科、麻酔科が蜜に協力し診断、癌の根治・縮小を目指す治療だけではなく症状を和らげ終末期を安心して 過ごしていただくためのケアをも総合的に提供していくことができるのが大きな特徴です。 
(手術だけ、抗癌剤だけしか受けられない病院では困りますよね。)
診断では、超音波、CT、MRIに加えて、より小さい癌を探し出したりCTで写らない小さな肝転移を見つけることができる超音波内視鏡検査を行っています。

根治を目指した膵臓癌の治療においては、当院の消化器外科では年間10例ほどの専門医による膵臓癌に対する手術を行っています。
化学療法(抗癌剤治療)は我が国の診療ガイドラインに基づいた標準治療を行っています。 
緩和治療においては、黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置、疼痛に対する腹腔神経叢ブロックを行っています。

また、緩和ケア専門医による外来診療と訪問診療と緩和ケア病棟を兼ね備えており、不幸にも癌の根治が得られなかった患者様の生活の質を支えるためのケアを提供しています。

膵臓癌を患うことは患者様ご本人はもちろんのこと、ご家族にとてもつらいことです。 当院では体の治療を行うだけでなく、心の支えにもなれるケアを心がけています。

 

たまねぎ通信 NO.32号で膵臓がんの特集をしています。

たまねぎ通信 NO.32 
2015年2月発行

特集

根治を目指す挑戦を続けています
膵臓がん

詳しい内容はこちらをクリックするとご覧になれます。(PDF)